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2010年3月24日 (水)

非実在青少年

 池袋に行く際に副都心線を使ってみたら、空いてて便利なんだけど。東急東横線が乗り入れるっぽいけど、そのときまでは贅沢を堪能できるのかも。そして、次は絶対「イヴの時間」を見に行くんだ・・・(池袋に行ってみたものの上映時間が夜だった)

◯東京都青少年健全育成条例改正について

 まずは、「非実在青少年」で話題となったこの条例改正について、何が問題となっているのかわかりやすいサイトを紹介します。

 ☆漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都の青少年育成条例改正案
 ☆「非実在青少年」問題とは何なのか、そしてどこがどのように問題なのか?まとめ
 ☆まんが・条例のできるまで
 ☆「非実在青少年」規制:目に見える形で反論を提示する
 ☆東京都青少年の健全な育成に関する条例について、東京都議会総務委員会傍聴記
 ☆非実在青少年条例改正の継続審議 今後の動向についてmixiから転載
 ☆田中秀臣さんによる東京都「非実在青少年規制法案」問題へのツイートまとめ

 多くの人が「非実在青少年」という造語で胡散臭さを感じ、ターゲットが「少女漫画」や「ボーイズラブ」、「同人誌」らしいという噂で一気に危機感をもつ人が増えた印象です。
 この条例の何が問題なのか、私にははっきりと分かりません。でも、なんとなく気持ち悪いんですよね。個人的に問題かなあと思っている点を列挙します。

 ・条例改正の目的が分からない
 ・十分な議論が行われていない
 ・規制できる範囲が広すぎる
 ・単純所持を禁止するための地ならしに思える
 ・フィルタリングは混乱を招く可能性が高い

 発端は漫画やアニメの輸出だろうと思います。それに対して、日本は外国(主にアメリカやイギリス)から規制を要請されたのでしょう。国でも同様の議論が行われていますが、それが自治体に飛び火した格好だと思います。
 外圧のほかに宗教団体とPTAが規制を推進しています。ただし、すべての宗教団体とPTAが規制推進派ではありません。(創価学会と統一教会は規制推進派のようです)

 保守系の代議士が規制を推進しようとしているのは、規制推進派の声ばかり聞いているせいだろうと思います。そして、「規制がないことで健全な漫画やアニメの輸出のチャンスを失っている」と吹き込まれている可能性が高いと考えております。
 この考え方は非常におかしいと思います。輸出するときに規制すればよいわけですし、漫画やアニメが競争力を持てたのは健全じゃなかったからです。健全じゃないから面白いのです。「健全でも面白い作品があるじゃないか」という意見はもっともですが、「健全で面白い作品」と「不健全で面白い作品」があるという多様性が重要なのです。(手塚治虫さんの漫画も、かつては有害図書だったそうですよ)

 今回、多くの人の努力で継続審議になりましたが、廃案にはなっておりません。6月に採決が先送りされただけです。
 残念ながら、私は廃案にもっていく方法を知りません。そこで、6月に採決が行われることを前提に、どうすれば懸念点が解消されるのかについて考えたいと思います。

 まず、現在18禁ではない漫画が「不健全図書」認定された場合どうなるのか?
 Wikipediaによると、「東京都の不健全図書(有害図書)として連続3回、もしくは1年間に5回以上指定された出版物(雑誌)は、特別な注文等がない限り取次業者では扱わない」というルールがあるらしいですね。また、「前記の取次停止ルールに該当する出版物を発行している出版社の出版物は、有害図書指定されていない他の出版物も含めて一切取り扱わない」というコンビニや書店もあるらしいです。
 同じ出版物が連続で指定されるという状況がわからないのですが、ペナルティは重いと言えます。これは出版社や漫画家の萎縮につながる可能性が高いです。
 不健全図書の範囲を広げるのではなく、「ゾーニング」や「レーティング」といった言葉を条例改正の目的として明記して、民間の業界団体が指導していく方向にもっていけないでしょうか? そのためには出版社などの取り組みが重要だと思います。

 次に、単純所持の場合に罰則があるのか? 誰が所持することを禁止するのか? そのあたりが疑問です。
 条例案では罰則はないと思っています。そして、国が導入するときは、ダウンロード違法化のように最初は罰則なしの可能性が高いと予想しています。
 しかし、「単純所持禁止」そのものがおかしいと考えているので、この文言を削除した修正案が理想だと思います。(「単純所持禁止」がおかしいのは、購入した時点では違法じゃないからです)
 また、「18歳未満の青少年の単純所持」ならば条例の範囲だと思いますけど、18歳以上が「不健全図書」を所持することをこの条例で規制できるものなのでしょうか?

 最後に、『青少年が使う携帯電話端末について、フィルタリングを外すと保護者が申し出た場合、その「正当な理由」を事業者に書面で提出しなければならない』らしいです。非実在青少年ばかりが話題となっていますが、保護者の方々はこれに戸惑う可能性が高いと考えます。
 携帯電話のフィルタリングでは、最初にホワイトリスト方式(OKサイトを選択)が採用されたものの、結果的にブラックリスト方式(NGサイトを選択)になったという歴史があります。このとき、保護者の意思でホワイトリスト方式を選択できます。
 条例の内容次第では、また強制的にホワイトリスト方式を選択することになるのではないかと思います。モバイル関連業者の懸念は主にここにあるのではないでしょうか?
 したがって、規制の強化はやめて法律と同じ文言にした方が無用な混乱が起こらず安全だと思います。

 あと10年すれば代議士や都職員も世代交代するので、「ガンダム」を知っている世代になります。そこまではひたすら我慢強く交渉を続けていくしか、オタク文化を守れないのではないかと考えております。だから、諦めずに何らかの働きかけを続けていくつもりです。

 最後に。健全なものを求める全ての人に次の言葉を送ります。
 
 ──どんなものでも9割はカスである。

radiko.jp

 これがすごく便利いい! クリアな音質でラジオを聞けます。私は「らじぽ」というサイトを使っていますが、このようにマッシュアップ可能なサービスになってます。視聴可能地域が制限されていなければいいのになあと思うけど、解消って無理なんでしょうか?

待ってたコミケ水戸沸く

 初日だけ行ってきました。寝坊したうえに強風で電車が遅れたので、満足に同人誌を買えませんでしたが、「うめ物語」を買ってこれたので満足しちゃった。売れる萌えグッズは、人気のある絵師と関係の深い商品だよなあと感心しました。ファンなら、こういうのってほしいよね?!
 会場に行くまでに迷いまくった結果、会場は廃デパートだということが分かってかなりビックリ。でも、雰囲気は悪くない・・・けど、寂しさがあるなあ。駅から商店街を通って会場に行くようになってたので、これも町おこしの一環かもしれません。
 今回は行けなかったのですが、偕楽園に行ってみたいなあと思ってしまいました。休みを利用して日光と水戸をまわってみるかな?

◯「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」と「ツイッターノミクス TwitterNomics

 どちらの本もビジネス書ですが、資本主義の次のモデルを示唆していると思います。すでに分かっている人にとっては冗長かもしれませんが、言葉として認識することが大切なので、一度読んでみると新しい発見があるかもしれません。
 「フリー」よりも「ツイッターノミクス」の方が、まとまりが良いので私は好きです。「フリー」では、数式とグラフを提示してほしかったです。でも、どちらも優れた指摘をしていると思います。

 「フリー」では「フリーミアム」、「ツイッターノミクス」では「ウッフィー」が印象に残りました。
 「フリーミアム」って、おそらく「無料」と「有料」の組み合わせなんですよね。どう組み合わせるのかはサービスによって異なるでしょうが、「無料」で宣伝して「有料」で回収する仕組みだと思います。
 「ウッフィー」とは、「共感」を意味するんじゃないかなあと思います。「マネー経済」に対して「ギフト経済」らしいけど、「資本主義」に対して新しいモデルを「共感主義」と言ってもいいんじゃないかなあ? 「信用」「信頼」「信仰」と考えたけど、「共感」が最もしっくりきたんですよね。「共産主義」って言葉の語感に近いし(笑)。

 どちらの本にも共通するのですが、「情けは人のためならず」って感じなんですよね。日本で言えば松下幸之助さんの思想に近いように思えます。
 情報(データ、ビット)を湯水のように使ってみんなを幸せにしようっていうのが「フリー」で、「対等」「迅速」「正直」「感謝」「丁寧」「特別」「自由」という姿勢でお客さんを大切にしようというのが「ツイッターノミクス」だろうと思います。これを組み合わせると、パナソニックの目指している社会になるんじゃね?

ニンテンドー3DSで採用される「裸眼立体視」技術ってどういうもの?

 3DSとは思わなかった。むしろPSPが3D化するんじゃないかと思ってました。(ソニーは乗り気じゃないみたいです)
 3Dディスプレー普及のためには「裸眼立体視」が必要不可欠と思っていて、携帯ゲームの画面程度ならば可能じゃないかなあ?という思いが強かったので、今回の任天堂の決断には驚きとともにわずかながら喜びも感じております。
 おそらくiPhoneとの差別化を狙ったのでしょう。この英断が吉と出るか凶と出るかは、3Dの性能とソフトにかかっていると思います。

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