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2010年5月 4日 (火)

感想:「いばらの王 -King of Thorn-」と「劇場版 "文学少女"」

 日光観光に行ってきました。そこで感じたことが2点あります。
 1点目は、日本は苔の文化だなあということですね。ゴルフとかサッカーとか野球などの欧米文化では芝の緑なんですけど、日本は苔の緑だと思います。「君が代」の「苔のむすまで」って日本らしいなあと思い返したり。「苔の文化」を持つ国って他にあるのかなあ?
 2点目は、日本文化は派手だなあということですね。奈良時代、平安時代の建物って色が落ちているけど、日光は江戸時代なので色が残っている(残している)んですよね。そして、派手だよなあと思った次第。赤と青と緑と金が軸になるからだろうけど、アニメ並に派手ですよね。ヨーロッパで浮世絵の影響を受けて印象派が生まれたのは当然って感じの派手さ。こんなに派手な文化って珍しいと思います。

『けいおん!!』のオンナノコな演技濃度が上がってる。

 こういうポイントを指摘できるのが素敵だなあ。そういう演出をわざわざやってるんですよね。
 女の子と一緒に食事していたときは流されてやってた気がする。律のパタパタなんてうちも普通にやってるし・・・気づかないのはそのせいか?! 確かに普通の男はやらないわ。
 唯がアスペだなあ(うち程度には)とか、律の座り方はがさつだなあというのは感じるんですけどね。女の子な演出について、具体的に分かってなかったなあ。こうやって指摘されると目から鱗です。
 こういうところに気を付けて視聴するとさらに面白いかもしれない。ちょっと注意してみます。

欧米版『HEROMAN』では一部描写が修正される模様

 日本の規制が甘いと言われるのは、こういうところなんだろうなあ。分かっちゃいるけど、欧米が厳しすぎるように感じる。
 「エロいシーンなんかあったっけ?」──日本のアニメファンだったらこう思うよねえ。ヒーローマンが子供向けだから?
 これまでならば笑ってすませられる話だったけど、今後は規制を考えないといけないから難しい問題だなあ。

○感想:いばらの王 -King of Thorn-

 原作の後半を膨らませた印象です。パニックムービーからイシキ姉妹の話に集約していって、いわゆる「セカイ系」の悪い部分が出ている印象があるんですよね。そこを納得できるならば、かなり良作な映画だと思います。
 もうちょっとパニックムービーの部分を引っ張ってほしかった。「石化」への恐怖を丹念に描いてほしかった。でも、そうすると全然まとまらないと思うんですよ。これが原作の持っている欠点だと思います。
 終盤のフラッシュバックは良い演出だったと思うので、それを序盤に少し入れても良かったと思います。血が流れるシーンは序盤にあっても良かったと思う。そのひっかかりを抱えながら中盤を見れるしね。

 3DCGは階段を上るシーンに違和感が大きかったなあ。モンスターはかなりよかったです。作画は可もなく不可もなく普通だと思いました。
 声優さんについては・・・仙台エリさん最高や! 映画に向いている声優さんだと思います。もっと活躍してほしいなあ。

 しかし、この映画ってハッピーエンドじゃないよねー。助かったけど、助かってないし・・・人じゃないものまで生き残ってるし・・・

○感想:劇場版 "文学少女"

 思ってたよりずっと良かったです。なのはと2位争いかも。テーマを「井上ミウ」に絞ってたからかもしれない。1巻を映画にすると思ってたけど、良い意味で期待を裏切られました。1巻までしか読んでないからかもしれないけどね・・・
 遠子先輩の「食べる」シーンが少なくてほっとしました。あれはさすがにラノベの悪いところだと思う。こういう点は「時載りリンネ」の設定の方が好きだなあ。さすがに食べるのはどうよ?(笑)
 女性作家特有の美しさの中にある残酷さが上手く描かれていたと思います。綺麗にまとめているけど、痛さを残している感じもあるしね。余韻のチクチク感が心地よかったです。

 平野綾さんの演技も良かったけど、入野自由さんの演技がすごく合ってたなあ。遠子先輩の花澤香奈さんも含めて配役ばっちりですね。

 作画は「しぐさ」をうまく表現してたと思います。違和感がなく自然に見れたから上手いんだろうなあ。作画監督に黄瀬さんがいてビックリしました。作画にも梅津さんとか菊地さんがいるから、かなりレベルが高いんだろうなあ。作画監督をやってるアニメーターさんをもっとチェックした方がいいかも。

 期待するとそれほどでもないので、期待せずに「文学少女ってなんだろう」という感じで見てみてください。

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