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2017年9月16日 (土)

もうすぐ2017年のドラフトです

 現在は週4日で働いていますが、週末はかなりバテています。そして、バテると食べてしまうんで、どうしたものかなと。予想通り体重が増えていました。痩せないとなあ。


ドラフト戦略調査

 10月26日にドラフトがあるようです。プロ志望届の提出も始まりました(高校/大学)。今年のドラフトは不作と言われているので、スカウトの腕の見せ所ではないかと思います。

 それでは、各球団のドラフトの傾向を調査しようと思います。
 各入団の育成率・高卒率・投手率を分析します。育成率・高卒率・投手率は次のように算出しています。 

 育成率=育成ドラフトの指名人数÷全指名人数
 高卒率=高卒の指名人数÷全指名人数
 投手率=投手の指名人数÷全指名人数
 全指名人数=本指名の人数+育成指名の人数

 入団拒否の選手も含めています。高卒は高校卒業直後のみとし、二刀流の選手は投手としてカウントしています。

○育成率

球団名2012年2013年2014年2015年2016年2012~2016年
ソフトバンク40.0%
(4/10)
50.0%
(4/8)
61.5%
(8/13)
45.5%
(5/11)
60.0%
(6/10)
51.9%
(27/52)
巨人28.6%
(2/7)
37.5%
(3/8)
50.0%
(4/8)
50.0%
(8/16)
53.3%
(8/15)
46.3%
(25/54)
中日0.0%
(0/7)
25.0%
(2/8)
30.8%
(4/13)
50.0%
(6/12)
14.3%
(1/7)
27.7%
(13/47)
オリックス25.0%
(2/8)
11.1%
(1/9)
0.0%
(0/9)
16.7%
(2/12)
35.7%
(5/14)
19.2%
(19/52)
楽天14.3%
(1/7)
0.0%
(0/9)
22.2%
(2/9)
22.2%
(2/9)
28.6%
(4/14)
18.8%
(9/48)
DeNA14.3%
(1/7)
25.0%
(2/8)
12.5%
(1/8)
30.0%
(3/10)
10.0%
(1/10)
18.6%
(8/43)
ロッテ0.0%
(0/4)
14.3%
(1/7)
0.0%
(0/7)
22.2%
(2/9)
22.2%
(2/9)
13.9%
(5/36)
広島28.6%
(2/7)
0.0%
(0/5)
22.2%
(2/9)
0.0%
(0/7)
0.0%
(0/6)
11.8%
(4/34)
ヤクルト0.0%
(0/7)
0.0%
(0/6)
12.5%
(1/8)
0.0%
(0/6)
14.3%
(1/7)
5.9%
(2/34)
西武16.7%
(1/6)
0.0%
(0/7)
16.7%
(1/6)
0.0%
(0/10)
0.0%
(0/6)
5.7%
(2/35)
日本ハム0.0%
(0/7)
0.0%
(0/8)
0.0%
(0/9)
0.0%
(0/8)
0.0%
(0/9)
0.0%
(0/41)
阪神0.0%
(0/6)
0.0%
(0/6)
0.0%
(0/5)
0.0%
(0/6)
0.0%
(0/8)
0.0%
(0/31)

 育成率から読み取れるのは三軍制への姿勢です。正確に読み取るには、指名人数も分析が必要になります。さらに正確に読み取るには、保有選手の人数の分析も必要になるのでしょう。

 ソフトバンクと巨人は育成率が極端に高くなっています。恐らく三軍制のためでしょう。
 ソフトバンクは5年で52名(うち育成が27名)、巨人は5年で54名(うち育成が25名)なので、三軍制には年間10名以上の指名が必要ということがわかります。

 中日の育成率が高い(20%超)のですが、2014年は4名、2015年は6名を育成指名で指名しているにもかかわらず、2016年は1名に減少しています。三軍制を始めようとして頓挫したのかもしれません。もしくは迷っているように思います。
 オリックスは育成率が高め(20%近い)で、指名人数が5年で52名とソフトバンクと同じです。すでに三軍制を始めると宣言しているので、今後育成率が高まると思われます。
 オリックスと同じくらい育成率が高いのが楽天・DeNAです。指名人数も年間8名以上なので、三軍制の準備を進めているのかもしれません。

 育成率が15%未満で、指名人数が年間7名程度なのがロッテ・広島・ヤクルト・西武です。育成ドラフトは使用するが、三軍制に興味がないということだと思います。

 現状、育成ドラフトに現状興味がないのが、日本ハムと阪神です。
 日本ハムは育成枠を使用していないはずです。
 日本ハムは育成枠を使用していないのに、指名人数は41名と他球団に見劣りしません。積極的に古い選手を新しい選手と入れ替えています。
 しかし、阪神は指名人数が5年間で31人で、12球団で最小です。古い選手を新しい選手と入れ替えることには消極的なのかもしれません。

 本指名の指名人数は、広島(5年間で30名)、巨人(5年間で29名)、ソフトバンク(5年間で25名)と阪神以上に少数精鋭の指名もあります。
 広島は下位指名の代わりに育成指名を利用しているようです。巨人とソフトバンクは三軍から人材の供給があるため少なくなっている可能性があります。
 特にソフトバンクの本指名は極端に少ないです。今年は不作らしいので本指名は4名程度でしょうか?

 今年のドラフトの育成率と全指名人数(=本指名人数+育成指名人数)を見ると、中日・オリックス・楽天・DeNAの三軍制への姿勢が見えてくる可能性が高いです。
 ソフトバンクと巨人を参考にすると、三軍制に取り組むならば育成率は30%以上必要ですし、全指名人数は年平均10名以上必要でしょう。

○高卒率

球団名2012年2013年2014年2015年2016年2012~2016年
ソフトバンク30.0%
(3/10)
37.5%
(3/8)
76.9%
(10/13)
81.8%
(9/11)
90.0%
(9/10)
64.5%
(34/52)
日本ハム42.9%
(3/7)
37.5%
(3/8)
77.8%
(7/9)
25.0%
(2/8)
55.6%
(5/9)
48.8%
(20/41)
広島57.1%
(4/7)
20.0%
(1/5)
55.6%
(5/9)
28.6%
(2/7)
66.7%
(4/6)
47.1%
(16/34)
楽天57.1%
(4/7)
33.3%
(3/9)
33.3%
(3/9)
55.6%
(5/9)
28.6%
(4/14)
39.6%
(19/48)
DeNA14.3%
(1/7)
25.0%
(2/8)
50.0%
(4/8)
40.0%
(4/10)
30.0%
(3/10)
32.6%
(14/43)
西武33.3%
(2/6)
28.6%
(2/7)
50.0%
(3/6)
20.0%
(2/10)
33.3%
(2/6)
31.4%
(11/35)
オリックス12.5%
(1/8)
44.4%
(4/9)
44.4%
(4/9)
16.7%
(2/12)
35.7%
(5/14)
30.8%
(16/52)
ロッテ25.0%
(1/4)
28.6%
(2/7)
42.9%
(3/7)
33.3%
(3/9)
22.2%
(2/9)
30.6%
(11/36)
ヤクルト14.3%
(1/7)
16.7%
(1/6)
12.5%
(1/8)
66.7%
(4/6)
42.9%
(3/7)
29.4%
(10/34)
巨人28.6%
(2/7)
62.5%
(5/8)
12.5%
(1/8)
18.8%
(3/16)
26.7%
(4/15)
27.8%
(15/54)
中日42.9%
(3/7)
25.0%
(2/8)
23.1%
(3/13)
16.7%
(2/12)
28.6%
(2/7)
25.5%
(12/47)
阪神33.3%
(2/6)
16.7%
(1/6)
20.0%
(1/5)
16.7%
(1/6)
25.0%
(2/8)
22.6%
(7/31)

 ソフトバンクの高卒率がぶっちぎりで高いです。特に2014~2016年の3年間はほとんど高卒ばかり指名しています。現有戦力に自信があるということなのでしょう。
 次に高いのが日本ハムと広島で、ともに2015年は2位、2016年は1位という球団です。
 高卒率が高いから強いのか、強いから高卒率を高められるのか、因果関係の分析が必要ではないかと思います。
 ソフトバンクは2012年と2013年は優勝しておらず、2014年に優勝してから高卒率が高まっています。従って、強いから高卒率を高められると考える方が無難でしょう。しかし、ソフトバンク・日本ハム・広島はもともと高卒率が高い球団ですので、弱くなっても30%程度を維持するのだろうと思います。
 日本ハムは下位に沈んだため、今年のドラフトでは高卒率が低くなると予想します。恐らく30%程度が目安でしょうか?

 案外高卒率が高いのが楽天です。約40%です。Bクラスが多い球団ですので、従来より高卒指名が多いということでしょう。
 DeNA・西武・オリックス・ロッテが30%以上です。DeNAがセ・リーグでは高卒率が高いのに対し、西武・オリックス・ロッテはパ・リーグでは高卒率が低いグループです。ここからもパ・リーグの方が多く高卒を獲得していることが読み取れます。
 DeNAもBクラスが多い球団ですので、従来より高卒指名が多いということになります。イメージに反して、西武は高卒指名が少なめです。そして、西武とロッテはコンスタントに獲得しています。
 オリックスは2014年と2015年の比率が上がっています。2016年は35.7%ですが5名指名しています。今後三軍制を行うにあたり、高卒指名を増やして高卒率を上げるのかに注目したいです。特に、育成指名で50%以上高卒を指名するのかに注目しています。

 ヤクルト・巨人・中日・阪神は30%以下です。
 ヤクルトは2015年と2016年の高卒率が高くなっているので、山田選手の成功や優勝によって方針転換したのかもしれません。その前の高卒指名が少ない理由は、過去に獲得した高卒選手が期待通りに活躍しなかったためと考えられます。その時の気分によって指名が変わるのがヤクルトなのだろうと思います。
 巨人は三軍制にも関わらず、高卒率が低くなっています。三軍は高卒を育てるのに最適だと思うので、育成指名の50%以上は高卒であってほしいです。
 ただし、育成で高卒を指名するのは一部のドラフトマニアからは評判が悪いですね。大学や社会人に進めば数年後にドラフトで楽しめるというのはあると思いますし、若い選手を搾取しているという批判もあるようです。育成であれ早めにプロの世界に入ることは、私は指導者や環境・設備の面で圧倒的に良いのではないかと考えています。
 中日と阪神は予想通りに高卒率が低いです。この2球団はコンスタントに少ないです。高卒を指名しない方針なのか、もしくは高校側から嫌がられているのかもしれません。小関さんのような高卒好きのドラフトマニアからは嫌がられる指名だろうと思います。

 2014年のヤクルトと中日が象徴的ですが、高卒が少ないと即戦力外のドラフトになる可能性があります。高卒は成功率が低いと言われています。しかし、近年は環境が変化しています。
 少子化で有望な選手が大学や社会人に流れなくなっています。社会人チームが減って、独立リーグの球団が増えています。逆指名の廃止で、大学に有望な選手が進学しなくなっています。有名大学では勝つことを優先しており、地方大学がドラフト指名選手を育成しようとしています。
 従って、高卒の成功率は以前ほどの大卒や社会人と差はなくなっているのかもしれません。この点に関しては、今後集計することで、変化がわかるようになるのだと思います。

○投手率

球団名2012年2013年2014年2015年2016年2012~2016年
ヤクルト71.4%
(5/7)
66.7%
(4/6)
75.0%
(6/8)
50.0%
(3/6)
71.4%
(5/7)
67.6%
(23/34)
西武66.7%
(4/6)
42.9%
(3/7)
50.0%
(3/6)
80.0%
(8/10)
66.7%
(4/6)
62.9%
(22/35)
中日57.1%
(4/7)
62.5%
(5/8)
46.2%
(6/13)
66.7%
(8/12)
71.4%
(5/7)
59.6%
(28/47)
ロッテ50.0%
(2/4)
42.9%
(3/7)
42.9%
(3/7)
66.7%
(6/9)
58.3%
(7/9)
58.3%
(21/36)
オリックス50.0%
(4/8)
44.4%
(4/9)
66.7%
(6/9)
58.3%
(7/12)
64.3%
(9/14)
57.7%
(30/52)
楽天57.1%
(4/7)
88.9%
(8/9)
44.4%
(4/9)
11.1%
(1/9)
71.4%
(10/14)
56.3%
(27/48)
日本ハム71.4%
(5/7)
50.0%
(4/8)
44.4%
(4/9)
62.5%
(5/8)
55.6%
(5/9)
56.1%
(23/41)
DeNA57.1%
(4/7)
75.0%
(6/8)
37.5%
(3/8)
50.0%
(5/10)
60.0%
(6/10)
55.8%
(24/43)
阪神50.0%
(3/6)
50.0%
(3/6)
60.0%
(3/5)
50.0%
(3/6)
62.5%
(5/8)
54.8%
(17/31)
広島14.3%
(1/7)
80.0%
(4/5)
44.4%
(4/9)
57.1%
(4/7)
83.3%
(5/6)
52.9%
(18/34)
巨人42.9%
(3/7)
37.5%
(3/8)
50.0%
(4/8)
50.0%
(8/16)
66.7%
(10/15)
51.9%
(28/54)
ソフトバンク50.0%
(5/10)
62.5%
(5/8)
53.8%
(7/13)
54.5%
(6/11)
30.0%
(3/10)
50.0%
(26/52)

 投手率から読み取れる情報は少なそうです。
 ヤクルトと西武は投手率が高いので投手のやりくりに苦労しているようです。逆に言えば野手には満足しているのかもしれません。
 阪神はコンスタントに投手を獲得していますが、広島と楽天は年によって偏らせています。どちらのやり方が正しいのかはわかりません。阪神の投手力は常に安定しているように見えるので、阪神のやり方の方が安定しそうです。
 奇しくも、巨人とソフトバンクの投手率がかなり低い(11位と12位)のですが、その理由を三軍制に求めて良いものかわかっていません。ソフトバンクが投手率を下げたのは、2016年であまり投手を獲得しなかったことが大きいように見えます。
 しかし、三軍制では野手も必要になるので、投手偏重ドラフトは難しくなるようには思います。三軍制は投手率が低い理由にはなるが、低すぎる理由にはならないというところかもしれません。

 ドラフト関連のデータの分析は以上です。
 ドラフト1~3位は成功率が高いので、投手の指名は少し抑えて、5割程度は野手を獲得した方が良いと思います。
 そして、ドラフト上位(1位と2位)は長距離砲を獲得する方が良いと私は考えています。成功した時に大きいのは長距離砲でしょう。
 また、捕手と遊撃手も1~3位で指名できるのが理想です。2位と3位の成功率に大きな差がないため、1位と2位が投手ならば、3位は捕手または遊撃手という指名は理想に近そうです。


ソフトバンクホークス優勝!

 パ・リーグでは史上最速Vらしいです。今年は若手が活躍できて良かったです。
 去年が失速して2位でしたからね。やはり野手の若手の台頭と外国人大砲が必要ですね。
 セパ同日優勝の可能性もあるようですが、現在広島が負けています。このままならば鷹単独優勝かな?
 では、勝利の美酒に酔いしれましょう! CSと日本シリーズにも期待したいです。

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